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アリアンツ・アレーナ

バイエルンのホーム

 バイエルンの長い歴史の中には、複数のホームスタジアムが存在してきた。まずはグリュンヴァルト・スタジアムから始まり、後にオリンピック・スタジアム、そして3番目に、ミュンヘン市内北部に位置するアリアンツ・アレーナだ。欧州で最もモダンなこのアレーナは、収容人数7万人以上という巨大なキャパシティーを誇り、あっという間に世界中のサッカーファンの集合意識の中にその存在を確立した。

 アレーナを訪れた者は、まずその外観に圧倒される。2,760個の菱形のクッションから形成されるその外装は、世界最大となる66,500 m²の面積を覆う皮膜クラッディングパネルでできている。たとえ初めての訪問でないとしても、試合中にスタジアム全体が赤色の光に染まるその光景は、何度見ても圧巻だ。また、興奮状態に包まれる試合日は、3階層の内部構造が見事な音響効果を発揮し、サポーターの心を一瞬で魅了する。

 それ故、アリアンツ・アレーナが常にほぼ満席を維持しいていることはなんら不思議ではない。毎シーズン200万人以上のファンがここを訪れ、座席と立見席の両方を含め最大収容人数71,000人を誇るこのスタジアムが、ブンデスリーガの全17節で毎回完売を記録するのだ。バイエルンは欧州規模の大会でも必ず68,000席が完売する(全座席において3000席削減される)。そして毎年、ブンデスリーガの試合日程が発表されると、試合の半数以上のチケットが一瞬にして売り切れとなる。

 では、果たしてなぜそこまで多くの人々がスタジアムのあるフレットマニングへ駆けつけるのか。当然、強豪バイエルン・ミュンヘンのスター選手たちが目的だ。だが、それだけの観客を収容するだけの設備もきちんと整っている。面積6000 m²のケータリング施設が、観客の空腹を満たし、欧州最大の立体駐車場は、約1万台の駐車スペースを提供している。

 その他にも、家族やサポーターがこぞってスタジアムを訪れる説得力ある理由が、2012年5月からある。それは、バイエルン体験ワールドの存在だ。体験ワールドとは、3000 m²以上の敷地内でバイエルンの興味深いストーリーをインタラクティブ・インスタレーション・スタイルで展示するミュージアムで、アリアンツ・アレーナに併設されている。このミュージアムはドイツ最大の大きさを誇り、ミュンヘンを訪れる年間500万人以上の旅行者などの魅力的な観光地のひとつとなっている。

 アリアンツ・アレーナの3階にある展示場では、過去獲得したトロフィーや歴代・現役スター選手たちが実際に着用したユニフォーム、またスパイクなど、数え切れないほどの魅力的なグッズが展示されている。欧州最高峰の功績と人気を誇るクラブの113年の歴史が、事実とインフォテインメントを魅惑的に融合した形で、モダンに、感情的に、そして同時に忠実に語られている。トロフィーやカップ、その他500点以上の展示品が、アウォード=ウィニング・メディア・テクノロジーとインタラクティブな要素を使用し、飾られている。熱狂的サッカーファン、スポーツファン、そして単純に好奇心から足を運んだビジターがその世界に飲み込まれる。

 訪問者は、FCB体験ワールドを見た後に、以前よりも遥かに魅力的に進化した、FCバイエルンのモダンで巨大なメガストアに入ることになる。ドイツで最大の成功を収めたクラブの公式グッズが、約1000  m²にも及ぶ敷地を埋め尽くしていて、他のどのブンデスリーガのクラブよりも多い500点以上の広範囲な商品をファンに提供している。

 アレーナの大きな長所の一つは、サポーターの幅広いニーズに合わすことができるそのキャパシティーだ。ブンデスリーガの試合では、立見席がリーズナブルな価格で13,500席用意され、その他ビジネスシートが2,200席、1,374席を含むエグゼクティブ・ボックス106室が、エンターテイメントを楽しむための完璧な環境を提供する。また、車椅子で来場される方の移動が楽になるように、車椅子の方の予約席(165席)が全て同じ階に設置されている。

 この建築アートは、世界的に有名な建築家ジャック・ヘルツォークとピエール・ド・ムーロンによって考案された。そして、アリアンツ・アレーナがミュンヘンの人々に温かく歓迎されたという事実は、彼らの誇りに繋がっている。2001年秋に行われた市民投票では、ミュンヘン市民の65,8%という圧倒的な支持率を獲得し、建設プロジェクトの実行が可決された。すると、2002年10月21日に礎石が敷設され、それから3年と経たない2005年5月31日、落成式としてバイエルン・ミュンヘン対ドイツ代表の一戦が行われた。

 バイエルンは現在、アリアンツ・アレーナの唯一の株主となっている。元々このスタジアムの共同使用者であったTSV1860ミュンヘンは、2025年6月30日までのテナントとなっている。政治雑誌『Cicero』の調査によると、アリアンツ・アレーナは設立からたったの3年で国内最大の人気を博すスポーツ会場となり、さらにはドイツで関心の高い建物トップ10入りを果たした。

ホームスタジアムの数字と概要

建設

2002年10月21日に礎石敷設

収容人数

  • 71,137席(エグゼクティブ・ボックスとビジネスシートを含む)
    エグゼクティブ・ボックス
  • 全座席:68,000席
  • 上層スタンド:20,000席
  • 中層スタンド:24,000席
  • 下層スタンド:24,000人
  • 北・南側スタンド:立見席13,740席
  • メディア & ビジネスシート:2,200席
  • 合計1,374人を収容可能な異なるサイズのVIPボックス106室
  • メイン入退場口付近(グラウンドレベル)の身体障がい者用特別シート:227席(スタンド座席への変更不可)

駐車場

  • 4階建て駐車場スペース4棟の合計収容台数:9,800台(EU最大)
  • スタジアム内にある2階建て駐車場収容台数:1,200台
  • バス専用駐車スペース:350台(北側のスペースに240台、南側のスペースに110台)
  • 身体障がい者専用駐車スペース:130台

アレーナ内

  • セクション毎に分けられたケータリング設備:約6,500 m²
    • キオスク28店舗、1,500席のファンレストランが2店舗(北側スタンドと南側スタンド)
    • アレーナ・ビストロ:約400席
    • 記者クラブ:約350席
  • ミックスゾーン(520 m²)
  • オフィスと会議施設
  • 大きくて快適なメディアエリア
  • レゴ遊戯所(託児所)
  • 54箇所のチケットカウンター
  • FCバイエルン体験ワールド(ドイツ最大のサッカークラブ博物館)
  • FCバイエルンのメガストア、アリアンツ・アレーナ店
  • ロッカールーム:FCバイエルン、TSV 1860、アウェイチーム更衣室が2部屋、監督室が4部屋、審判員更衣室が2部屋
  • 110m²のウォーミングアップルームが2部屋
  • FCバイエルン体験ワールド

ピッチと場内設備

  • フィールド:縦105m、横68m
  • 合計芝エリア:縦111m、横72m
  • 合計フィールドエリア(観客席から向かいの観客席):縦120m 、横83m
  • ピッチから観客席までの距離:最短7.5 m
  • ピッチから観客席までの高さ:約1.2 m
  • 観客戦の勾配:
  • 座席下段:約24°
  • 座席中段:約30°
  • 座席上段:約34°
  • 地上42.5 m にある16:9フォーマットの100 m² LED 電光掲示板が2つ
  • 地上45mにある224個のハロゲン照明灯

敷地

  • スタジアムの大きさ:縦258 m 、横227 m 、高さ50 m(総量)
  • 7階相当
  • 外観と屋根:合計66,500 m²、2,760枚の特殊なパネルに覆われている
  • 天井面積:38,000 m²
  • 外観面積:28,500 m²
  • 外観発光可能エリア(3色が可能):25,500 m²
  • スタジアム面積:37,600 m²
  • 敷地面積:171,000 m²
  • 遊歩道の寸法:縦543 m 、横136 m 、高さ0-12 m
  • 4階相当
  • 建築面積:約73,900 m²