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「現状把握に良い機会」

プロ選手、身体能力測定に汗を流す

ほんの少しの疲労と、ちょっと芝居がかった動作。そしてトム・シュタルケは地面に倒れた。ゼーベナー通りにある多目的ホールのフローリングの床の上で、FCBの同キーパーは汗に濡れた194cmの長身を横たえ、大きく伸びをして満足気に笑った。同選手はたった今、俗に言うスピードコートで新記録を叩き出したのだ。それから少し後、まさに同じ場所で今度はトーマス・ミュラーがラフィーニャの記録を褒め、からかい気味に一言付け足した。「2位おめでとう!僕の次だ!」

スピードコートとは、5.5x5.5mの大きな正方形の上でコンピューターの指示に従い、9つのパネルを素早く行き来するテストだ。選手たちはすぐにコンピューター上で、自分の記録をチームメイトのそれと比べることができる。その結果、おもしろいコメントが次々と飛び出すことになった。

身体能力測定とは真剣で消耗するテストのはずだが、選手たちはそれでも楽しむことができたようだ。FCBプロ選手たちは7月2日(木)、屋内で合計9つのテストを行った。この日行われたのは、持久力、バランス、立体的な視野、運動機能、跳躍力の検査に加え、スピードコート上での様々なプログラムだ。1番目の選手の測定が始まったのは8時30分、そして18時までには全選手が全てのプログラムを終わらせた。身体能力測定の項目として整形外科・内科診察がまだ残っているが、これらは3日(金)に行われる予定だ。

強みと弱みの分析

FCBの健康・フィットネス部門責任者であるDr.ホルガー・ブロイヒは、「大変満足している。選手たちは測定に真面目に取り組んだ。やる気を持ち、しっかりと集中していた」と報告した。この測定では、ミュンヘン工科大学とケルン体育大学の約30人の専門家がブロイヒとFCバイエルンのフィットネスコーチに協力した。

Dr.ブロイヒはfcbayern.deに対して、「このように大きな規模で身体能力測定を行うのは初めてだ。この測定は、選手のパフォーマンスの向上と健康維持のために行われている。一人ひとりの選手の強みと弱みは何か、詳細に分析した」と語った。すでに木曜日の夜にはすべてのデータが出揃う予定だ。このデータを基にして、それぞれのFCBプロ選手にふさわしい「個人的で、サッカーに特化したトレーニングプラン」が作成されることになっている。

セバスティアン・ローデは「それぞれの選手の弱点を分析して潰すために役立つ、現状把握に良い機会となった」と息を切らして述べた。同選手はちょうどそれまで、5分毎に速度の上がるランニングマシンの上を、酸素マスクをつけて約20分間走っていたのだ。ローデは「すごく楽しい、とは言えないね」と感想をもらした。Dr.ブロイヒは、「検査はとても強度の高いものだ。明日になれば、選手たちも気付くだろう」と言う。しかし何にせよ、スピードコートの成績ランキングはしばらくの間、チームでよく話題に上ることだろう。