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「爆発するだろう」

コマンの自己紹介―「準備はできている」

もう子どもがいるのか、どんな男なのか、という質問に対しての答えは「ノーコメント」。プライベートに関する質問は完全にタブーだった。キングスレイ・コマンがミュンヘンにやって来た理由はサッカーであり、フランス出身の同選手は木曜日の午後に開かれた公式記者会見でサッカーのことについてしか話そうとしなかった。コマンは、ゼーベナー通りに集まった50人ほどの記者を前に「今までもヨーロッパのビッグクラブでプレーしたことはあるが、FCバイエルンは僕にとって他のクラブよりも上だ」と明言。「貢献したい。できるだけ多くのタイトルを獲得したい。全力を尽くす」と意気込みを述べた。

パリ・サンジェルマンを経てユヴェントスへ移籍したU21フランス代表は今季、バイエルンのウィンガーとしてプレーする。「一番好きなのは左。でも、右でも大丈夫」と自身のポジションについて説明した。とは言え、バルセロナとのCL決勝では短い出場時間に留まったものの、昨シーズンはユーヴェで公式戦20試合に出場している。なぜ、今このタイミングでFCバイエルンなのか…。

コマンはその理由を次のように説明する。「FCバイエルンは、僕のプレースタイルに合うクラブ。リーグ戦はイタリアよりも力が均衡しているし、ゴール数も多い。それが僕にとってはより重要だ」。また、SDのマティアス・ザマーはこの期待の新星に「バイエルンでの展望」をはっきり示したという。「そうしたらバイエルンに決めてくれた」とザマーが流れを告白した。つまり、バイエルンのプレースタイルがスピードのあるサイドアタッカーを軸に形成されていることが、コマンを説得させた要因というわけだ。

ザマーは「彼にはスピードがあり、高い俊敏性、テクニック、そしてインテリジェンスを兼ね備えている。これらが我々のチームの関心を引く条件だ」と新戦力の能力の高さを強調し、「彼は即戦力だ。あのポテンシャルは群を抜いている。彼がここに来てくれて非常に嬉しいよ」と絶賛した。絶対的な存在のアリエン・ロッベンとフランク・リベリーが2人とも負傷しているため、コマンはもしかしたら、土曜日のアウグスブルク戦で早くもデビューを飾るかもしれない。

模範のリベリーと初対面

コマンは「すぐにプレーできる。良いコンディション状態だ。やれと言われればできる」と準備がすでに整っていることを強調。ザマーも、ペップ・グアルディオラが今週末すでにコマンを、少なくとも数分は起用するかもしれないと考えているようだ。「もし監督が使えば、彼は爆発するだろう」と予想。しかし、「少し時間を与えなければならない」とも話し、当然最初からすべてを求めてはいけないことを指摘した。

コマンは、一日も早いチームへの合流を目指している。その際、大きな壁として立ちはだかるのが言葉だ。同選手が今話せる言語は母国語のフランス語とわずかばかりの英語。したがって、すぐにドイツ語の勉強をスタートする予定だ。ザマーは「とても大切な基盤となる」と言葉の重要性を説いた。だが、言語は一朝一夕に身に着くものではない。最初の数週間は同じくフランス人のフランク・リベリーが力を貸すことになるだろう。

この2人は、木曜日すでにジムで顔を合わせている。コマンは「彼は僕の絶対的な模範だ」とリベリーへの想いを明かし、またリベリーもコマンのために通訳することを約束した。「到着したときに、偉大なクラブだということが見てとれた。温かく迎え入れてくれた」とコマン。記者会見で自己紹介を済ませ、新らしいユニフォームを着て写真撮影をこなし、練習に参加する準備も終えた。あとは、ピッチで全力を尽くすだけだ!