presented by
Menu
インタビュー

リベリー「何かが生まれた」

 フランク・リベリーの2015年の出場回数は、ブンデスリーガ5試合、チャンピオンズリーグ3試合、ドイツカップ1試合。まさかの数字だ。誰しもが、今年はリベリーの年ではなかったと思っている。3月から12月までは、足首の負傷で離脱を強いられ、念願の復帰が叶ったボルシア・メンヘングラードバッハ戦から4日後のチャンピオンズリーグ・ザグレブ戦で再び怪我を負い、同選手の2015年は幕を閉じた。

 fcbayern.deは、そんなブローニュ=シュル=メール出身32歳フランス人とインタビューを行い、モチベーションや復帰の瞬間の気持ち、そして子供たちとの関係について質問した。

フランク・リベリーのインタビュー:

fcbayern.deフランク、君は4人の子供の父だけど、パパとしては厳しい?
リベリー:子供たちに対してはとても平静だよ。少しでも時間があるときは、必ず子供や妻と一緒にいる。そこまで頻繁に外出もせず、家族と家で過ごすのが好きかな。それに、昨年は僕にとって大きな一年だった。僕たち全員にとって完全に異なる経験だった。怪我をしていないときは、3日おきに家を不在にしていたからね。

fcbayern.de君の子供たちはドイツで暮らしているけれど、ドイツ語は上手?
リベリー:僕は、ここに来てほぼ9年になる。一番上の娘は7歳だ。彼女のメンタリティーはもうドイツ人だよ。妹とは本当に流暢なドイツ語で会話している。正しい言葉を使っているよ。僕とは違ってね。

fcbayern.deクリスマス休暇の過ごし方は?
リベリー:本当は旅行をしたかったけれど、また怪我をしてしまったせいで一日中ほぼずっと治療している。だから、僕の家族のいるブローニュに留まるようにしたんだ。

fcbayern.deじゃあ大晦日の過ごし方は?
リベリー:親戚を含め、家族全員とブローニュで祝うよ。全員で15人くらいだね。毎年恒例さ。楽しみだ。いつもいい雰囲気だよ。

fcbayern.de2015年の大部分は負傷している状態だったね。子供たちがパパに『どうしたの?』って聞いてきたことはある?
リベリー:長女は大丈夫かどうか聞いてきたね。もちろん、家ではポジティブなことを言って、機嫌を保とうとしている。でも、僕が何かを欲していることは家族も気付いている。サッカーが僕の仕事だ。僕の居場所はピッチだ。プレーしなければならない。だから、今年は時々悲しかった。でも、子供たちが怪我を忘れさせてくれるときもあった。

fcbayern.deサッカーなしの9ヶ月はどうだった?
リベリー:とても難しい時期だった。何が起きているのかたくさん考えたし、色々なことを試してみた。前を向き続けるように戦っていた。

fcbayern.deキャリアが終わってしまうのでは、という不安はあった?
リベリー:いや、一度もない。でも、この状況はかなり酷いよ。スタジアムでチームがいいプレーをして勝ってくれれば、それはもちろん嬉しいけど、それが続くのは3、4試合だけ。9ヶ月間も観客席から見てるだけなのは、心が痛い。楽しくなかった。

fcbayern.deそうしたらボルシアMG戦で、グアルディオラが君にウォームアップをさせ、それを見たバイエルンファンが『リベリー!リベリー!』と叫んでいたね。そのときはどうだった?
リベリー:とても感情的になったよ。ファンが僕の名前を呼んでくれると、いつもいい意味で鳥肌が立つ。ファンが僕を待っていたことを聞けるからね。僕はバイエルンに来て9年になり、ファンとは特別な関係を築けている。僕たちは共に戦い、共に笑い、共に勝ってきた。僕が負傷離脱しているときに、クラブが常に僕のそばにいてくれたこともよかった。バイエルンとリベリーの間に何かが生まれた。

fcbayern.deそれにゴールも決めたね。まだプレーできる、ということを実感するために重要なゴールだった?
リベリー:まだプレーできることはその前から分かっていた! 怪我をしているときは待つことしかできない。ピッチに戻ったときの方が簡単なんだ。『まだできる』ということはすぐに感じ取ることができる。この能力を失うことはない。失うのはコンディションと筋肉だけ。

fcbayern.deしかし、残念ながらザグレブでまたしても負傷した。
リベリー:そうだね。残念だ。メンタル面での準備はできていたが、筋肉がまだ弱かった。でも、大事なのは足首にもう問題がないこと。今度はただの筋肉系の負傷だ。またコンディションが上がれば、あとは試合に出てリズムを取り戻すだけ。

fcbayern.deもうすぐ新年を迎えるね。2016年の願いはある?
リベリー:一日も早く怪我が治ること。モチベーションは本当に高い。僕がシーズン前半の終わり頃にチームにいたときの2、3週間はよかった。僕の居場所はあそこだ。でも、怪我をしている選手が全員すぐに復帰できることを願っている。一緒にいくつものタイトルを目指して戦いたいんだ。

インタビュー=ニコラウス・ハインドル