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ヴォルフスブルクに1-4で敗戦

バイエルン、後半戦は黒星発進

ついにFCバイエルンが躓いた。ブンデスリーガ後季開幕戦で今シーズン初の黒星を喫したのだ。ペップ・グアルディオラ監督率いるFCBは1月30日(金)、アウェイでリーグ2位のVfLヴォルフスブルクと対戦し、1-4(0-2)で敗れた。これでヴォルフスブルクとの勝ち点差が8に縮まった。 

3万人の観客が見守る満員のフォルクスワーゲン・アレーナで、完全にカウンターを食らって失点したバイエルン。まず、バス・ドスト(4、45+2分)とケヴィン・デ・ブルイネ(53分)がゴールを奪い3点差をつけられると、55分にフアン・ベルナトが1点を返して2点差に詰め寄る。しかし、その後73分に再びデ・ブルイネにダメ押しの4点目を決められ、試合終了のホイッスルを迎えた。

スターティングメンバー

1週間前のボーフムとのテストマッチから2人の選手を変更して、ウィンターブレイク後初の試合に臨んだバイエルン。水曜日のトレーニング中に負傷離脱を余儀なくされたフランク・リベリーとラフィーニャに代わり、トーマス・ミュラーとダヴィド・アラバが先発した。システムは4-3-3。

膝の手術で長期離脱していたアラバにとっては、3ヶ月ぶりのリーグ戦復帰となった。一方、肉離れにより同じく離脱していたホルガー・バドシュトゥーバーは、4ヶ月半ぶりにメンバー入りを果たしたが、出場機会は訪れなかった。

一方、ヴォルフスブルクの布陣は4-2-3-1。元バイエルンのルイス・グスタヴォが守備的MF、ケヴィン・デ・ブルイネがトップ下を務めた。ワントップとして出場したのは元バイエルンのイヴィチャ・オリッチではなく、バス・ドスト。オリッチは、試合日の午前中にハンブルガーSVに移籍していた。また、チェルシーFCから移籍してくるはずだったアンドレ・シュールレも、予定より到着が遅れ欠場している。

試合経過

試合が始まる前、鳥肌が立つほどの雰囲気がフォルクスワーゲン・アレーナを包み込んでいた。巨大なコレオグラフィーが飾られる中、3週間前に不運にも交通事故で命を落としたヴォルフスブルクのジュニオール・マランダ選手へ、全員で1分間の黙祷を捧げ、追悼した。また、両チームともに喪章を着けて入場。感慨深い一時を経て、キックオフの笛がアレーナに鳴り響いた。

試合は、序盤からバイエルンがいきなり主導権を握り、ロングボールを駆使してヴォルフスブルクのゴールマウスに襲い掛かる。しかし、ヴォルフスブルクが一瞬の隙を突いてカウンターを仕掛けると、最後にドストがネットを揺らして、早々に失点を喫してしまう(4分)。その後はさらに試合の激しさが増す。だが、バイエルンはフィールドを支配しながらも、コンパクトな守備でスペースを消し、常に危険なカウンターを狙ってくるヴォルフスブルクを相手に、なかなか決定的なチャンスを作ることができないでいた。

すると前半アディショナルタイム、FCBに再びショックの瞬間が訪れる。フリーキックのこぼれ球からFWドストがボレーシュートを放つと、完璧な軌道を描いてゴール右上に吸い込まれた(45+2分)。前半の統計データは、シュート本数6:5、対人勝率60%、ボール支配率67%と全てバイエルンが上回っていた。

両チームともにハーフタイム中の選手交代はなし。グアルディオラはシステムだけ変更し、4バックから3バック(ボアテング、ダンテ、アラバ)へ、ワンボランチからダブルボランチ(アロンソ、シュヴァインシュタイガー)へ、そして攻撃陣5人という布陣に変えてきた。しかし、それでも再びカウンターからの失点を喫してしまう。53分、デ・ブルイネがネットを揺らし3-0とリードを広げられる。だが、バイエルンも反撃を見せ、55分にはベルナトが1点を返して2点差に詰め寄った。

その得点により勢いを増したバイエルンは、ギアを上げて攻勢に出る。そしてグアルディオラは、このタイミングでクラウディオ・ピサーロとマリオ・ゲッツェを投入することで攻撃陣にフレッシュな風を送り込んだ(71分)。それでも、依然としてコンパクトなヴォルフスブルクの守備の牙城を崩しきれないバイエルン。71分のロッベンのフリーキックが、唯一チャンスらしいチャンスだったと言えるだろう。

一方では、ヴォルフスブルクもカウンターの手を緩めずにFCBゴールを脅かしてくる。そして73分、再びカウンターからデ・ブルイネがゴールを挙げ、1-4とリードを広げた。それからも何とか点差を縮めようと試みたバイエルンだが、1点が遠く、そのままシーズン後季開幕戦は幕を閉じた。

前半ハイライト:

4分:ヴォルフスブルクに先制点。右サイドをカウンターで崩されると、裏へ抜け出したデ・ブルイネにフリーで渡り、最後はドストがフリーでゴールに押し込み0-1 8分:20mの位置からバイエルンのフリーキック。シュヴァインシュタイガーが直接狙うがキーパー正面。
14分:シャビ・アロンソのクロスにシュヴァインシュタイガーが反応。同選手のヘディングシュートはしかし、ヴィエイリーニャにブロックされコーナーへ。
26分:再びヴォルフスブルクのカウンター。左サイドからデ・ブルイネが鋭いクロスを放り込むが、紙一重で合わない。
29分:右からのセンタリングがこぼれたところに、アラバがダイレクトでミドルシュートを放つ。しかしGKベナリオががっちりキャッチ。
30分:デ・ブルイネが左サイドから中へ切れ込み、そのままシュートへ。しかしバーの上。
41分:右サイドから斜めに入れられたロングボールにドストが反応。ダイレクトでゴールを狙うも枠外。
45+2分:フリーキックからゴール前にクロスを入れられる。それをレヴァンドフスキが一度は頭で跳ね返したが、こぼれ球をドストがダイレクトボレーでゴール右隅に叩き込み0-2

後半ハイライト:

52分:エリア内でロッベンにシュートチャンスが訪れる。しかし、左足で放たれたそのシュートは、枠を捉えられずスローインへ。
53分:またもやヴォルフスブルクのカウンター。完全にフリーでディフェンスラインの裏に抜け出したデ・ブルイネが、冷静にノイアーとの1対1を制し0-3。
55分:ゴール!中央からレヴァンドフスキが左サイドへ展開。そこに走り込んでいたベルナトが仕掛け、大きな切り替えしがディフェンダーに当たって跳ね返ったところを、再び拾ってゴールに押し込み1-3。
57分:左からファーサイドにクロスを入れられると、それを頭で折り返され、中央で待ち構えるアーノルトがシュート。これはバーの上。
71分:良い位置でバイエルがフリーキックを獲得。シュヴァインシュタイガーが横に出してロッベンが強烈なシュートを放つも、GKベナリオに弾かれる。
73分:ヴォルフスブルクのカウンター。デ・ブルイネが抜け出しダンテと1対1になるが、ゴール左上のシュートコースに叩き込まれて1-4。
82分:見事なパスワークからロッベンがエリア内でフリーでボールを受け、シュートへ。しかしGKのファインセーブに防がれる。
85分:ゲッツェが頭で落とし、ロッベンがシュートするが、ディフェンダーに弾かれる。しかしそのこぼれ球にシャビ・アロンソが反応し、中へ折り返すと最後はピサーロが足で合わせるが枠を捉えられず。
87分:左からのクロスをロッベンがダイレクトボレー。しかし枠外。