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《ファントムゴール》から《ターバンゴール》まで

FCB対FCN ― 数々の伝説を生んだ名勝負

FCB対FCN、バイエルン対フランケン ― 31日(土)には184回目のダービーマッチの幕が切って落とされる。ドイツの現レコルトマイスターと前レコルトマイスターの対戦だ。1987年、10回目の優勝を決めたFCバイエルンは、それによりニュルンベルグからレコルトマイスターの称号を奪い取った。こうした歴史的背景に加え、地理的に近いこと(約150キロ)、さらにはバイエルンとフランケンの伝統的なライバル意識にも煽られて、このダービーマッチでは常に熱いバトルが繰り広げられてきた。

「ファンにとりこの試合はとても重要。だから我々にとっても重要だ」と述べたデヴィッド・アラバは、相手が「情熱的」に戦ってくると予想する。
「ニュルンベルグでの試合は、これまではいつも接戦だった」とトーマス・ミュラーは、FCバイエルンが最近、敵地でのニュルンベルグ戦にどれだけ苦しめられてきたか振り返った。

それはデータを見ても一目瞭然。ミュンヘンは2005年以降ニュルンベルグで一度も勝利を掴んでいない(1敗3分け)。バイエルンが、ニュルンベルグで戦ったブンデスリーガのこれまでの27試合で勝利を祝ったのは12回(8敗7分け)だ。総得失点差では、なんと負け越している(39:42)。2011年4月に行なわれたニュルンベルグとの前回アウェーマッチは、1−1の引き分けに終わった。しかしそれとてバイエルンとニュルンベルグとの間で繰り広げられた数々の記憶に残るダービーマッチの中の一つにしか過ぎない。本サイトfcbayern.deでは、そんな過去の記録をひもといてみた。

リーグ戦初のダービーマッチ
FCバイエルンと1.FCニュルンベルグがブンデスリーガで初めて対戦したのは、今から45年以上前の1965年10月30日だ。4万人の観衆が集まった《グリューンヴァルダー・シュタディオン》では一方的な試合運びとなっていた。昇格したばかりのミュンヘンがニュルンベルグを圧倒するも、相手の守備防壁を崩しきることができず、終わってみると0−0。当時FCBの監督を務めていたズラトコ・チャイコフスキは試合後、ニュルンベルグの守備的な戦法に激怒したという。

歴史的大敗
その2年後の1967年12月2日、アウェーでのニュルンベルグ戦に挑んだFCバイエルンは、本日まで破られことのない歴史的大敗を喫した。一方フランケン地方では、この試合が伝説として語り継がれてきた。ニュルンベルグはバイエルンを7−3で下し、《黄金の頭》(という愛称で知られていた)当時のFCNフォーワード、フランツ・ブルングスが、その後ニュルンベルグでは誰一人としてブンデスリーガで達成できていない一試合5ゴールという快挙を成し遂げた。シーズン終盤、最終戦の一つ前の試合でニュルンベルグはバイエルンを2−0でくだし、一試合を残してドイツマイスターに輝いた ― これが今日に至るまで、ニュルンベルグがとった最後のブンデスリーガタイトルだ。

一番最近の敗戦
今世紀に入ってからFCバイエルンが1.FCニュルンベルグに敗れたのは一度だけ。2007年2月2日、ホームのフランケンでミュンヘンに3−0(前半1−0)で快勝したニュルンベルグは、その後DFBポカール優勝を果たしている。イヴァン・サエンコ、マルクス・シュロート、ロベルト・ヴィッテクに3点決められたこの試合は、前日にフェリックス・マガトに代わり新監督に就任したばかりのオットマー・ヒッツフェルト元総監督にとり、プライドをずたずたに引き裂かれたデビュー戦となった。