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粘り勝ち

苦しみながらも貴重な勝ち点3

第7節ヴォルフスブルク戦に1:0(0:0)で勝利したFCバイエルンは、ブンデスリーガ無敗記録を32に延ばしている。すでに過去のクラブ記録は塗り替えており、80年代にハンブルガーSVが記録したブンデスリーガ記録の36試合にもあとわずかに迫っている。またヴォルフスブルク戦で連続得点試合記録も44に更新している。昨シーズンは3冠を達成し、クラブ史上最高のシーズンとなったが、ペップ・グアルディオラ監督のチームもほどけることなく好パフォーマンスを見せている。

ブンデスリーガ7試合で19勝ち点、DFBカップではベスト16進出、チャンピオンズリーグでも初戦のCSKAモスクワ戦で快勝を収めている。またチェルシーとの間で行われたUEFAスーパーカップでも優勝を果たした。しかし土曜日のヴォルフスブルク戦で相手の堅い激しい守りの前に、自慢の攻撃陣が沈黙、いつもの輝きを見せられなかった。ジェローム・ボアテングは「ファンがいつでも多くのゴールを見たくてスタジアムに来ていることは分かってている。でもいつもというのは残念だけど無理なんだ。今日は最高の試合というわけではないが、それでも勝つべくして勝った」と振り返っていた。

今季のこれまでの試合と同様にバイエルンは試合開始から主導権を握った。ボールポゼッションは71%を記録。しかし積極的な守備で対抗してくるヴォルフスブルクを前に、なかなかゴールチャンスを生み出すことができない。決勝ゴールを挙げたトーマス・ミュラーは「ゴールをこじ開ける正解を見つけることができずに、早い時間帯にゴールを挙げることができなかった」と分析していた。

 GKマヌエル・ノイアーは前半に元バイエルンのルイス・グスタボによるヘディングシュートをファインセーブで防ぎ、チームの勝利に貢献。「粘り勝ちだと思う。僕らはいつかゴールは決められると信じていた。すごい労力をつぎ込んだけど」と話した。ヴォルフスブルクが見せた健闘をノイアーは不思議には思わなかった。「彼らは過密日程に苦しんではいない。それにブンデスリーガのどのチームも走ることと戦うことはできる」と口にしていた。

ミュラーも「もちろんみんながいつでも”バイエルン・ショー”を楽しみにしているのは分かっている。でも他のクラブもいいサッカーをするんだ。ヴォルフスブルク選手は多分5-6人が14㎞くらい走れるはずだよ」と話していた。

元バイエルンのルイス・グスタボはヴォルフスブルクの守備に安定感を与えていた。2年半在籍していた古巣との対戦を終えたグスタボは「素晴らしい一日だった。友達のみんなにまた会うことができた」と噛みしめていた。試合開始前にはカール・ハインツ・ルンメニゲとウリ・ヘーネスから花束が贈呈され、試合後にはかつてのチームメートの元へと控室を訪れていた。「友と試合をするのは素敵なことだ。彼のこれからに幸運を祈るよ」とボアテングは選手全員の気持ちを代弁していた。

しかしピッチ上でプレゼントを贈るつもりはなかった。しっかりと勝利したバイエルンは勝ち点3を喜び、得失点差でわずかに後れを取っているが、首位ドルトムントと同勝ち点の2位につけている。そして水曜日にはマンチェスター・シティとの一戦が待ち構えている。

ダンテは「ものすごく熱い試合になるね」と断言した。2010年までマンチェスター・シティでプレーしていたボアテングは「チームにとって素晴らしいこと」と話した。相手のホームに乗り込むバイエルンはコンビネーションサッカーを披露するスペースを得ることができるだろう。監督のグアルディオラは「マンチェスター・シティとレバークーゼンとの試合ではこれまでのようなサッカーを見せることになると確信している」と自信のコメントをしていた。