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3選手の起用は未定

「楽勝とはいかない」アーセナルを警戒するFCB

ロンドンにおけるバイエルンの拠点は、フィクションと歴史の舞台から目と鼻の先にある。チームホテルのすぐ側にあるのはベーカー街221B、名探偵シャーロック・ホームズの下宿先だ。そこから更に数歩足を伸ばした所にはマダム・タッソー館があり、歴史的な著名人の蝋人形が展示されている。そしてロンドンの地下鉄で15分ほどの距離には、過去14年間で最大といえるFCBの栄光の舞台となったウェンブリー・スタジアムがある。

しかしアーセナルFCを相手とするチャンピオンズリーグ戦(火曜日、ドイツ時間20時45分)の前日に、過去に思いを馳せる暇などない。ハヴィ・マルティネスは、「僕たちは以前、ロンドンでCL優勝を手にした。しかし今はそれについて考えるべきではない。ただ勝つことだけを考えなければならない。これは大切な1戦だ。僕たちには、ほとんどパーフェクトに予選を通過できる可能性がある。だから全力を尽くさなければ」と強い口調で語った。

FCBは現在、これまでに行われた2試合で勝点6を獲得し、得失点差は8:0とグループFの首位に立っている。ここで更にもう1勝挙げることができれば、ラウンド16に通じる扉を大きく開くことになる。それに対してアーセナルは、驚くことにまだ1つも勝点を手にしていない。しかしこの事実がバイエルンの目を曇らせることはない。シャビ・アロンソは月曜日夜、エミレーツスタジアムで行われた最終調整の直前に「アーセナルには素晴らしい選手がおり、偉大なチームだ。僕たちはトップパフォーマンスを出さなければならない」と気を引き締めた。

コスタ、コマン、マルティネスの起用は未定

ペップ・グアルディオラも選手と同様に、「我々はまだ予選を通過していないし、ヨーロッパでも最高のチームのうちの1つと戦うことになる」と、この対戦を楽観してはいない。FCB監督は「アーセナルは開始直後から圧力をかけてくるだろう。我々はそのつもりで試合に臨まなければならない」と、対戦相手がアグレッシブに仕掛けてくると予想している。対戦の準備をする際、グアルディオラにとって順位表など何の参考にもならない。「あるチームを分析する時、順位表は全く見ない。アーセナルも勝点6を獲得していると思って分析しなければならない。テクニックのクオリティーが高く、彼らを相手にするのは大変難しい」と対戦相手についての考えを明かした。

難しいと言えば、火曜日夜に起用する選手を決めるのも簡単なことではない。最近負傷したダグラス・コスタ、キングスレイ・コマン、マルティネスはロンドンに同行しているものの、彼ら3人をメンバーに入れるかどうか、試合当日の最終テストを待って判断するとグアルディオラは説明し、「明日の昼食後、スターディングメンバーを決定するつもりだ」と打ち明けた。

「ホームの絨毯」のよう

しかしバイエルンは、どの選手が出場しようとも公式戦13連勝目を挙げるつもりだ。「僕たちのデータはとても良いし、好調で自信もある」と、キックオフを待ち望んでいるのはトーマス・ミュラーだ。試合会場について「素晴らしいスタジアムで、ピッチは僕たちのホームの緑の絨毯とそんなに変わらない」と報告すると、「皆楽しみにしているが、楽勝とはいかないだろう」と続けた。FCBが誇るゴールゲッターの同選手曰く、「どちらのチームも積極的な攻撃を旗印にしている。だから今節は接戦になるだろうし、とても見応えがあるサッカーの試合となるだろう」。

すでに2度、ロンドンでアーセナルと対戦したことのあるミュラーだが、その両方の試合で勝利し、1ゴールずつ決めている。26歳の同選手はそのことについて、「ピッチに立った時に良い感情をもたらす」ことは認めつつも、「だがこの良い思い出は、ゴールを保証してはくれない。そのためにはこの先もハードワークをこなさなければならないだろう」と未来を見据えた。過去は過ぎ去った。バイエルンは今、新しい歴史を作り出そうとしている。