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ドイツ代表、ワールドカップへまっしぐら

ミュラー、ゴール! ドイツ、フェロー諸島に勝利

10日(火)夜、FCバイエルン勢5名全員をスタメンで起用したドイツ代表は、ワールドカップ予選のフェロー諸島戦を3-0(前半1-0)で制し、ワールドカップ本戦出場に向けまた大きく一歩前進した。バイエルンの選手たちは、全3得点に絡む活躍で予選7勝目に大きく貢献した。ワールドランキング175位のフェロー諸島を下したドイツは、残り2試合を残して7勝1分けと2位のスウェーデンに勝ち点差5をつけて、ブラジルワールドカップの出場権が与えられるグループC首位の座をキープした。

ドイツ代表は、アウェイのトースハウンで4,814名の観客の目の前で行われたフェロー諸島戦、全力で挑んできたフェロー諸島を相手に、特に前半にはその実力差を思う存分見せつけた。ペア・メルテスアッカー(前半22分)のゴールで先制したドイツは、後半にメスト・エジル(後半29分、PK)、トーマス・ミュラー(後半39分)と追加点を重ね、3-0でフェロー諸島を下した。

「勝ち点3は義務だった。ただし、一筋縄ではいかないことははじめから分かりきっていた。フェロー諸島は守備がうまい上、10人でペナルティーエリアを固めたからね」とヨアヒム・レーヴは振り返った。自らのチームの課題は、「最後の場面での思い切り」を欠いたことだとレーヴは言う。トーマス・ミュラーはこう語った。
「任務完了。フェロー諸島が、守備を固めてくるためにやり辛い相手となることははじめから分かりきっていた。ゴールラッシュにならないことくらいは、誰もが予想していた」

集中した前半

ドイツ代表のレーヴ監督は、4日前のオーストリア戦を制したチームをほぼそのままフェロー諸島戦に送り出した。唯一新たにスターティングメンバーに加わったのは、ユリアン・ドラクスラー、風邪をひいたマルコ・ロイスの穴を埋めた。今回バイエルンから招集されたマヌエル・ノイアー、キャプテンのフィリップ・ラーム、ジェローム・ボアテング、トニ・クロース、トーマス・ミュラーの5名は、全員揃って先発した。

ホームのフェロー諸島が守備を固める中、ドイツ代表は前半高い集中力を発揮、素早いパスサッカーでチャンスを量産した。しかし、フェロー諸島ゴールキーパーのグンナー・ニールセンの好セーブに阻まれたり、2度ゴールマウスに嫌われたり(前半5分、22分)するなど、なかなか先制点を奪うことはできなかった。

結局待望のゴールが決まったのは、セットプレーからだった。コーナーキックをニアポストでボアテングが頭で後方へ逸らし、中央でメルテスアッカーがゴールにねじ込んだ(前半22分)。ドイツは、その後も幾度かリードを広げるチャンスはあったが、追加点を奪うにはいたらず。一方、フェロー諸島は、何度か危険なカウンターを見せたが、マヌエル・ノイアーに完封され、ドイツの1点リードでハーフタイムを迎えた。

ミュラー、とどめを刺す

後半、勢い良くスタートを切ったのはフェロー諸島の方だった。クリスティアン・ホルストが同点のチャンス(後半20分)を作ったが、これもマヌエル・ノイアーに阻まれる。その後流れをつかみ戻したドイツは、サミ・ケディラが追加点の絶好機(後半21分)をつかむも、彼のヘディングはライン上でクリアーされた。スコアーが動いたのは、後半28分。一人抜け出したミュラーがペナルティーエリア内でグレゲルセンに倒されPKを獲得、グレゲルセンは一発レッドで退場に。ドイツは、エジルがPKを落ち着いて決めて2-0(後半29分)とリードを広げた。

ドイツは、その後も試合をコントロールし、終盤に差し掛かるとミュラーのゴールでフェロー諸島にとどめを刺した。ラームのクロスを受けたミュラーは、ゴール手前8メートルからだめ押しの3点目を奪い、フェロー諸島の息の根を完全に止めた。ゴール直後に交代したミュラーは、満足げにフィールドを後にした。それもそのはず、10月11日にケルンでアイルランドと対戦するドイツは、それに勝てば一試合を残して来年のブラジルワールドカップへの出場が決まることになる。