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バルセロナにあるファンクラブ

「一度バイエルンの矢がハートに突き刺されば・・・」

バルセロナのレストランが掲げる置き看板には、もうずっと『バルサ対バイエルン』の文字が書かれている。「ビッグマッチがウチで見れます!」と客寄せをしているのだ。ここ数日間はチャンピオンズリーグ熱がずっとバルセロナに蔓延している。そう、水曜日にバイエルンは、敵地カンプノウでバルセロナと対戦する。

「いわば生まれつきFCバイエルンなんだよ」と述べたのは、ヴィンチェンツォ・ベルガーさん。バイエルン州のレーゲンスブルク出身で、ここ8年間はバルセロナで生活するベルガーさんは、カタルーニャ州出身の友人マルク・トレンツヘネロスさんと一緒に街で初めてのバイエルン・ファンクラブを設立した。そして、約1年前から、バルセロナでも『ミア・サン・ミア』が正式に登録されている。「それ以来、カタルーニャ州中からファンが登録申請してくるんだ」と喜ぶベルガー氏。現在のファンクラブの会員は95名で、その数は勢いよく増加中だ。

その会員の中には、カルレス・カサスという幼少時代からFCバイエルンに魅されている人がいる。FCBが1976年にUEFAチャンピオンズカップ3連覇を達成したとき、まだ7歳だった彼は完全に心を奪われたのだ。「こんなサッカーができるものなのか、と思ったよ。信じられなかったね!」と振り返るカサスさん。それ以来、同氏にとって他のクラブを応援することはあり得ないようだ。「一度バイエルンの矢がハートに突き刺されば、もう後戻りすることはないんだよ」。

「俺たちは戦う!」

職場では、すでにファン同士が熱い論争を繰り広げているようだ。ベルガー氏は、「同僚は喜んでいるよ。彼らは、怪我人問題でバルサにとって簡単になったと考えている」と笑いながら話し、「だが、彼らの計画が狂うことを願ってるね。俺たちは戦う! だからFCバイエルンは有名なんだ」と意気込みを述べた。

とは言え、「バイエルンでなければバルサを応援する」とも明かし、ホームのバルセロナを決して嫌っているわけではないことを強調した。だが、水曜日にやって来るのはそのバイエルン。ベルガーさんが願うのはFCBにとっての良い結果のみ。「2年前の勝利を再現できればいいのだが」。