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本来の姿へ

マルティネス「スピードも強さも感じる。単純に良いよ」

ジャーナリスト8名が木曜日のバイエルンの練習で特に注目していたのが、ハヴィ・マルティネスの仕上がり具合だ。練習後のマルティネスがインタビューに応じていると、ダヴィド・アラバがほくそ笑みながら近寄ってきて、チームメイトが何を話しているのかを盗み聞きしていた。そして驚いたように「ドイツ語でインタビュー?頭がおかしくなったのか?凄いじゃないか!」と横から話しかけてきた。やや困惑した表情を見せたマルティネスだったが、数メートル先のTV報道陣のところへ行き、次のインタビューに応じていた。入りはもちろんバイエルン州の方言でだ。「ゼルヴース、ハーベ・ディー・エーレ!(こんにちは)」

マルティネスがドイツに来て4年が経つ。もうすでにミュンヘンとFCバイエルンがホームになったことだろう。たとえ、ここで過ごした時間が本人にとって厳しい時期だったとしてもだ。移籍したての最初のシーズン(2012-13)でマルティネスは3冠を達成したが、膝の負傷によりそれから一年以上の離脱を余儀なくされた。だが、その苦難の日々を乗り越え、2週間前のドルトムント戦で再び90分フル出場を果たした。

守備的MFではなくCB

ブンデスリーガ9節SVヴェルダー・ブレーメンとのアウェイ戦を2日後に控え、マルティネスは「スピードも強さも集中力も感じる。単純に良いよ」と現在のコンディションを報告。そして「まだ100%の状態には戻っていない。だが、あと少し。ドルトムント戦は最高のテストになった。次の試合に出る準備はできている」続けた。

同選手がバイエルンに来た当初はボランチとして出場していたが、現在ペップ・グアルディオラはCBでの起用を考えている。本人は「僕はフレキシブルだ」と述べ、複数のポジションでプレーできることを強調。二つのポジションの動きの違いについて触れ、「守備的MFは走る距離が長くなるけど、ディフェンダーほどスピードが求められたり、爆発的なスプリントはない」と語り、さほど異ならないことを説明した。おそらくブレーメン戦では、マルティネスが全幅の信頼を置くジェローム・ボアテングとCBでコンビを組むことが予想される。

逆に、マルティネスの復帰により本来の左サイドバックに戻るであろうダヴィド・アラバも、同選手へ厚い信頼を覗かせている。アラバは「ハヴィがまたサッカーができるようになってくれて僕たちは嬉しい。最近の試合でも、調子が上がってきたのが見てとれた」とスペイン人DFのカムバックを喜んだ。調子が上がってきたのは身体的な意味だけでなかった。と言うのも、言語の面でも進歩が見られたからだ。マルティネスは最後に流暢なドイツ語で「僕たちは欧州でもトップのチームのひとつ。とてもいいシーズンになる予感がする」とインタビューを締め括った。