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全てのマイスターの名を刻む

11kg、59cm―これが優勝皿だ

 この瞬間を、バイエルンに関わる全ての人々が待ち望んでいた。今日の午後にホームで行われるハノーファー96戦後、フィリップ・ラームがDFL会長Dr. ラインハルト・ラウバルから優勝皿を受け取る。これはFCBキャプテンにとって、文字通り軽くはない役目だ。それというのも、ドイツで最も切望されるこのサラダボールの重さは11kgと、ドイツサッカーにおける優勝杯の中でも最も重いものなのだ。

 優勝皿には1903年以降の全てのドイツマイスターの名が刻まれている。つまり、ここには26回もFCバイエルンの名を見つけることができる。エリザベス・トレスコフが1949年にケルンの美術大学で教え子と共に制作したこの優勝皿は、本来の優勝トロフィーヴィクトリア が第二次世界大戦の混乱で紛失したため、その代わりとして5.5kgのスターリングシルバーを用いて製作され、5つの大きなトルマリンと11の小さなトルマリンによって装飾された(合わせて175カラット)。

 1981年の時点で新たな優勝者の名前を刻むスペースがなくなったため、一回り大きくされることになった優勝皿は、ローデンバッハの彫金師アドルフ・クネシュによって縁に銀のリングが付け足され、直径50cmから59cmに拡大された。この銀のリングには、カボション・カットが施され、金で縁取られた5つのトルマリン(合わせて71.98カラット)がはめ込まれている。クネシュは2009年、更に多くのマイスターの名を刻む場所を作るため、既存の刻印プレート5枚を新しいものと変更した。これにより2026年まで優勝チームの名を刻むことが可能となった。

 この優勝皿の保険価格は5万ユーロだが、その観念的な価値はそれよりも遥かに上回る。