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歓喜、二冠、上機嫌

バイエルンがベルリンで「ハッピーエンド」

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 5月25日(土)の夜にベルリンのオリンピア・シュターディオンで「FCバイエルンは今日、盛大に祝うだろう」と言ったのはニコ・コヴァチだが、まさにその通りになった。DFBポカール決勝でRBライプツィヒに3-0(1-0)で快勝したバイエルンは、19回目となるポカール優勝を果たした。試合後にドイツ首都で行われたパーティーで、コヴァチは「喜びを感じ、友人や知人、家族と素晴らしい時間を楽しむのは当然のことだ」と語った。

 代表取締役社長カール=ハインツ・ルンメニゲは真夜中過ぎに、ドイツ・テレコムのベルリン支社に集まった約950人のゲストを前に「我々にとって素晴らしい1週間だった。先週末に我々はリーグ優勝を果たし、今日は二冠を達成した。これで我々は、大変満足できるシーズンを締めくくることとなった。チームと全ての関係者を心から祝福する」とスピーチした。

厳しい戦いとなった76回目のポカール決勝

 バイエルンがDFBポカール決勝に出場するのはこれで76回目だったが、優勝し二冠を達成するのは簡単なことではなかった。今回がポカール決勝初出場のライプツィヒは予測通り手強い対戦相手で、互角の戦いとなった。「今日は素晴らしいサッカーを見ることができた」と述べたルンメニゲは、「ライプツィヒも素晴らしいプレーを見せた。特に最初の20分間は尊敬に値する素晴らしい試合運びを見せた」と対戦相手に惜しみない賛辞を送った。

 コヴァチが「消耗戦だった」と言うほど激しい試合で、より良いスタートを切ったのはライプツィヒの方だった。そのままライプツィヒが先制してもおかしくなかったが、6週間振りに試合復帰を果たしたFCBキャプテンのマヌエル・ノイアーがその絶好のチャンスを潰した。その後バイエルンはより安定したプレーで試合を支配すると、ロベルト・レヴァンドフスキにより先制ゴールを奪った。

 後半になると同点に追いつこうとライプツィヒがプレッシャーを強めたものの、改めてノイアーが立ちはだかり、数多くの好セーブで失点を防ぐ。ルンメニゲは「我々のゴールにはマヌエル・ノイアーという巨人がいる」という表現で、世界最優秀GKに4度輝いたチームの守護神を称えた。キングスレイ・コマン、そして再度レヴァンドフスキがライプツィヒのゴールネットを揺らし、FCBは12回目の二冠達成を祝うことになった。かつて自身も世界トップクラスのストライカーとして活躍したルンメニゲは「我々のチームは大変良くやった。この3ゴールは全てまさに世界クラスのゴールだった」と評価した。

 トーマス・ミュラーは試合後、「全力を尽くした。皆おめでとう!今日のこれはただの勝利ではない ― とても感情的なものだった。僕たちは既に優勝を何度か経験しているが、今日は一段と特別だった。それは僕たちの元を去る偉大な3人の選手のためだけではない。今シーズンは厳しい時期もあったが、再び戻って来ることができた。だからとても感動的だ、このためにはとても強い意志が必要だった」と語った。

リベリー、ロッベン、ラフィーニャに最高のプレゼント

 ドッペルパックを決めてマン・オブ・ザ・マッチに選ばれたレヴァンドフスキは「今日の僕たちにはポカール優勝というただ1つの目標しかなかった」と述べ、これがFCBで最後の公式戦となる「フランク、アリエン、そしてラフィーニャに最高のプレゼント」を贈ることができたと喜んだ。リベリーは「このような決勝はいつも素晴らしいものだし、特別な雰囲気だ。僕たちが共に達成したことはこの先も絶対に忘れないよ。素晴らしい12年間だった」と少し寂しさを覗かせた。

 そして試合の後には盛大なポカール優勝パーティーが行われ、バイエルンの誰もがコヴァチの言った通り翌日の朝まで素晴らしいシーズンの締めくくりを祝った。バイエルン監督は「チームは素晴らしい成果を出した」とシーズンを総括し、FCB監督として初めてのシーズンが「ハッピーエンド」となったことを喜んだ。そして「骨の折れるシーズンだった。落ち着きを取り戻し、リラックスして経験を消化するまでに、これから2、3週間必要になるだろう」と続けた。

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