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会長のインタビュー - 第一部

ヘルベルト・ハイナー「オリヴァー・カーンは全てを兼ね備えている」

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 ヘルベルト・ハイナー会長が今回のインタビューでカール=ハインツ・ルンメニゲからオリヴァー・カーンへの社長交代を語った。同会長は7月1日の同人事の理由、FCバイエルンの今後の方向性、新監督ユリアン・ナーゲルスマンについて説明した。

ヘルベルト・ハイナーのインタビュー

ハイナー会長、カール=ハインツ・ルンメニゲからオリヴァー・カーンのFCバイエルン社長交代についてどう評価しますか?

 「これは我々全員が長年計画していた交代人事だ。オリヴァー・カーンは代表取締役社長の新たな役割の準備を行うために半年早く取締役の中に入った。直近数ヶ月、カール=ハインツは自身の仕事分野を徐々に彼へ委託していた。そして最後のバトンが渡された」

いつ、どうやって半年早い社長交代の決断に至ったのですか?

 「我々全員が2020-21シーズン終了後に社長交代の正しい時期だと合意していた。ユリアン・ナーゲルスマンと共に新たな章が始まる。全体的に同社長交代は合理的だった。直近と現在保留中の決定は新シーズンとそれ以上へのインパクトが既にあったよ。だからオリヴァー・カーンが来月から社長職を引き継ぐことは意味があった。ちなみに私もアディダス社で同様のことをしたんだ。後任にしっかり引き継ぎ、5ヶ月早く辞職した」

ウリ・へーネス&ルンメニゲ時代の終焉はFCバイエルンと新たなクラブ経営陣にとっての意味は何ですか?

 「数十年間クラブに大きく貢献した2人が今後責務を負わない時、それは大きな分岐点だよ。しかし彼らは長年に渡り先見の明を持ってこの移行を実行した。そして我々は未来への理想的な立場にいることを固く確信しているよ。オリヴァー・カーンはカール=ハインツの後任を引き継ぐに正しい人物だ。彼には絶対的なFCバイエルンのDNAがあり、選手としてこのクラブを形成し、現役引退後は人格を成長させ、経営分野においての経験も積んだ。彼は新時代に要求される様にFCバイエルン・ミュンヘン株式会社を先導してくれるはずだ。同クラブは新しい挑戦に直面しており、時はそれを運んで来る – そしてカーンはその新しい答えを持ち合わせているよ」

FCバイエルンの馴染みのある独特の雰囲気が失われ、スタイルの変化が生まれると思いますか?

 「いや、それは絶対にない。会長就任時の演説でFCバイエルンはサッカーを扱う大企業になることは決してないと言った。我々全員がそれについて抑制のとれた意見を持っている」

ヘルベルト・ハイナー
「目標はチーム幅を強化することだ。しかし質はとても高く、更なるビッグネーム獲得は必要としない。チーム内の配列は正しい」

直近18ヶ月、カーンと彼の成長をどう感じましたか?

 「彼との協働から言えるのは、彼はFCバイエルンのあらゆる部分を受け止め、非常に集中的にこの大きな課題に準備していた。最初から全てを受け継がないこと、一歩一歩カール=ハインツと共に移行を実施したことは賢く正しかったよ。今は彼が最前線に動く時期が訪れた。例えばユリアン・ナーゲルスマンの時など直近数ヶ月の交渉の場に立った彼を見た誰もが、彼は自分の視点を明確に説明し、常に明白な線引きを引いている人物だと分かる。彼は全てを実現させる」

今後へーネスとルンメニゲの役割は何ですか?

 「ウリは今後も監査役メンバーとして関与する、彼は我々全員にとって重要な問題などに関して対応する人物で、常にFCバイエルンと繋がりを持ち続けるよ。カール=ハインツはこれ以上正式な役職を望んでいないが、我々がどんな時も意見交換ができる相談役として働いてくれたら非常に嬉しいね。彼の意見はウリ同様に我々にとって大事だ」

現在移籍市場に対応するのは難しいですが、ハサン・サリハミジッチの仕事ぶりをどう評価しますか?

 「基本的に我々は全ての決断を一緒に下している。だから批判を1人に集中させることは不公平だと思う。加えてこのチームは直近18ヶ月で7個のタイトルを獲得したこと言及しないといけない - エキサイティングなサッカーで前人未到の数字を達成した。この成果が移籍市場方針とスポーツマネージメントを非常に明白に物語っているよ」

更なる移籍の見込みはありますか?もしそうであれば、どれほどの規模ですか?

 「例え我々が比較的良い形で経済面の困難を乗り越えたとしても、人々は単にコロナの影響を過小評価してはいけない。我々にも大きな痛みの跡が残るだろう。ダヨチョクレ・ウパメカノを除いて、今夏これ以上の大きな移籍は不可能だ。我々はオマール・リチャーズと契約し、加えてローン移籍していた7選手が戻って来る。目標はチーム幅を強化することだ。しかし質はとても高く、更なるビッグネーム獲得は必要としない。チーム内の配列は正しい」

パンデミックの傷跡はどれほど長く影響しますか?

 「まだ長く続く、そしてサッカー界全体でね。これまで我々は氷山の一角だけしか見ていない。そして12ヶ月間で取り戻せない。もし私が現段階で複数の移籍の噂と移籍金を聞いてたら、クラブがどう資金繰りをするか本気で考える。特に多くのチームが多額の負債を抱えているからだ。これは至急より分別さを取り戻す必要がある。多数のチームが絶えず収支割合を超えて存続することは今後不可能だ」

常に絶えないロベルト・レヴァンドフスキの噂についてどう見ていますか?

 「ロベルトは世界最高のストライカーだ。彼はまだFCBと2年間の契約があり、より一層長く彼を留めることをしっかり想像できるよ」

ルンメニゲはゲルト・ミュラーの365得点の大記録に到達できると思っていますが...

 「現在レヴァンドフスキは277得点...もし彼が健康を保ち、我々と再び契約を延長したら可能だろうね。彼には全幅の信頼を寄せている。ロベルトは我々にとって絶対的な幸運だ」

FCバイエルンはユリアン・ナーゲルスマンにどのような期待を持っていますか?

 「ユリアン・ナーゲルスマンは国際サッカー界の中で最もエキサイティングな監督の1人だ。彼は33歳で自身のチームをトップレベルに成長させる能力を証明し、ファンを興奮させるサッカーを象徴する人物だ。彼には長年注目していたし、彼が我々に来ることを非常に喜んでいる」

ナーゲルスマンについてファンに今言えることは何ですか?

 「彼は革新的な方向性があり、極めてオープンに物事へアプローチする絶対的なサッカー専門家だ。加えて彼の人格はクールだと思う。彼のプレッシャーの対処法、選手たちの会話術、自分自身に関して笑える部分が気に入っているよ。我々の最初のコンタクトは、ある深夜に彼からのテキストメッセージだった。彼がメッセージを書いた時はまだチャンピオンズリーグが進行していた。そして私がまだ起きていると思い、連絡できると確信していたよ。斬新だと思ったね」

ハンジ・フリックの様な成功に溢れた監督の後任は彼にとってどれ程難しいと思いますか?

 「ユリアンは凄まじいクオリティーを持っており、我々の大きな成功後も完全に楽観視して前を見据えることが出来る – そして私はこの様な人物だと評価している:彼はここで素晴らしい選手たちと一緒に最高の目標を実現するエキサイティングな課題を楽しみにしているよ。バックミラーを見る必要はない。FCバイエルンでは常に方向性は一つだ:前進。今はただ成功に溢れた新時代を形成することが目標だ。それの条件はとても良い。ついでに言えば、ナーゲルスマンはFCバイエルンファンが見たいサッカーも披露するだろう。彼の監督就任が決定後、ポジティブなフィードバックしか受けていない」

彼はマヌエル・ノイアーより歳下ですが、監督として強く主張すると思いますか?ミュンヘンは全選手の個性と協働するには困難な場所ですが...

 「その点において全く問題ないと見ている。ナーゲルスマンは何より経験豊富な選手も若手選手同様に楽観的な方法で正確に区別できる。彼の人格には確信しているよ」

彼はこれまでタイトルを獲得していませんが...

 「...それは彼がまだタイトル獲得に貪欲であることを意味する。そして彼がタイトル獲得まであと一歩まで迫ったことは、彼の能力を物語る。我々と共に彼は今、表彰台への最後の数メートルを進む大きなチャンスがあるよ」

ヘルベルト・ハイナー
「国際的サッカー界の移籍金高騰市場に携わらない。したがって素晴らしい若手選手への取り組みが必要だ」

ナーゲルスマンはキャンパスの若手選手をもっと起用するべきですか?

 「国際的に魅力的なスター選手を獲得すること、同時にクラブ下部組織選手の成長を促すことも我々の哲学だ。我々は最高級の果実をキャンパスで1年、2年成長させる。そして更なる発展を構築させたい。国際的サッカー界の移籍金高騰市場に携わらない。したがって素晴らしい若手選手への取り組みが必要だ。当然ホッフェンハイムとライプツィヒで若手選手に多くを求め、トップレベルに引き上げたことを証明したナーゲルスマンにもこの問題に取り組むことを望んでいる。

トップチームにクラブアイデンティティーを持つ選手がいることはどれほど重要ですか?

 「バイエルン州、さらにミュンヘンのルーツがあるトーマス・ミュラー、フィリップ・ラーム、バスティアン・シュヴァインシュタイガーなどの選手は、FCバイエルンにとって最も素晴らしい感情だ。しかしジャマル・ムシアラの様な選手も以前キャンパスでFCバイエルンのためにプレーする意味を教わった。我々はこの道のりを引き続き進む必要がある。さらに我々が希望を持っている複数の若手有望株もいるよ。ムシアラはその道筋を示した。加えてクリス・リチャーズの成長に楽観視している。19歳の彼はローン移籍したホッフェンハイムですぐに主力選手となった」

アマチュアチームが再びすぐ昇格することが正式な目標ですか?

 「そうだ。前年リーグ優勝して今季降格したことは失望だったよ。我々は3部リーグで我々の若手選手が戦うことを望んでいる。だから我々は早期昇格実現に向けて懸命に努力するつもりだ」

以前に一度、会長の夢は男子&女子サッカーチーム、そしてバスケットボールチームの同時優勝だと言っていました。今季それが起こる可能性があります。それに関してのコメントはありますか?

 「(笑)FCバイエルンでは夢は実現する。そして我々は夢を現実にすることを決してあきらめない」

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FCB会長ヘルベルト・ハイナーがファンのスタジアム帰還、FCバイエルンの社会的課題、FCB選手13名が出場する欧州選手権の評価について語る。

2020-21シーズンは男子チームだけではなく、FCバイエルン女子チームもリーグ優勝を果たした:

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